"コカ・コーラ"鈴鹿8時間耐久ロードレース 速報&レポート
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31日(日)レポート <<決勝レース経過>>    <<決勝結果>>

セブンスターホンダ清成龍一/宇川徹組独走優勝。ホンダは9連覇達成!宇川は新記録の8耐5勝目をマーク

 70台が参加して、伝統のル・マン式でスタートが切られた第28回“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース。 7万2000人の大観衆が見守る中、予選2位のセブンスターホンダ7、清成龍一が好スタートでトップに浮上すると、ぐんぐん後続を引き離す快走。 バトンを受けた宇川徹もそれを上回る走りを披露した。

 スタートして1時間半の午後1時ころに大粒の雨が降り出し、転倒が相次ぐなどレースは混乱したが、清成組はまったく関係なし。 悪コンディションの中どのチームよりも速いラップタイムを刻み続け、レース折り返しの4時間経過時点では2位F.C.C.TSR ZIP−FM Racing、伊藤真一/辻村猛組に1周の差をつけるほどの速さを見せ、その後も清成組のペースは衰えることはなかった。

 中盤に入ると打倒ワークスに燃える有力プライベーターを次々と不運が襲った。 まずは3位走行のヨシムラスズキJOMOwithSRIXONの渡辺篤/加賀山就臣組が転倒。 代わって3位に浮上したのがモリワキMOTULタイガーレーシングの松戸直樹/レオン・キャミア組。 しかし渡辺組が転倒したわずか20分余りあと、松戸組も痛恨の転倒を喫してしまう。

 不運はまだ続いた。 2位から後半追い上げ体制に入った後半、スタートから4時間46分を経過した時、伊藤組が緊急ピットイン。 電気系トラブルだった。 修復に20分以上を要し大きく後退してしまった。

 2位以下が次々と脱落して清成組は2位に4周もの大差をつける結果に。 そしてその2位に浮上したのがセブンスターホンダ11、クリス・バーミューレン/藤原克昭組。 そのまま走りきってワークス、セブンスターホンダの1−2フィニッシュとなった。 これでホンダは97年から8耐9連覇の偉業を達成。 昨年ワイン・ガードナーに並ぶ4勝目を記録していた宇川は、5勝の新記録達成となった。 清成は初優勝。

 オートレースに転進し、2年ぶりの8耐参戦となった青木治親がブランクを感じさせない走りでじわじわとポジションアップ。 ペアライダー安田毅史の健闘も光り、オートレースTEAM HARC−PROが3位フィニッシュ。 青木、安田とも初表彰台となった。


トップ3インタビュー
1位:No.7 セブンスターホンダ7
宇川徹
これで天下取りましたね。 最高のパートナー、最高のマシンでした。 今日は本当にうれしい。 雨が降ってきて、清成の好判断でピットインして(2位に)1周の差がついた。 あとは自分たちのペースを崩さないように心がけた。 5勝してこれまでの記録を抜いたので良かった。
清成龍一
スタートは緊張しましたが、昨日のSSほどじゃなかった。 後続との差があそこまで開くとは思わなかった。 この2年間8耐は決勝を走っていなかったし、トップを走るのも初めて。 気を抜かないように走りました

2位:No.11 セブンスターホンダ11
クリス・バーミューレン
8耐は世界的に有名なレース。 いつも出たいと思っていたからホンダからオファーがあったときはうれしかった。 鈴鹿も、マシンも、タイヤも初めての経験だったがエンジョイできた。 フジワラはすごく速くていいパートナーだよ。
     藤原克昭
練習走行で転倒して背骨が折れた。 2週間半でくっつくのは無理。 終盤は痛み止めを打って走った。 なんとしてもこの座(2位)をキープしたかった。 ホンダに貢献できて誇りに思っている。 クリス(バーミューレン)はパートナーとして力強かった。

3位:No.73 オートレースTEAM HARC-PRO
青木治親
今日の3位は出来すぎじゃないかな。 いきなり出場してうまく行き過ぎで怖いくらい。 安田君が雨の中をがんばってくれた。 タイヤもバイクも良かった。 表彰台は本当に気持ちいいですね。
     安田毅史
青木さんが走る時間が少なかったので、青木さんよりにマシンをセッティングして、僕はそれに合わせた。 最後夜走ったのは初めてだったので無理しないで行こうと思った。 まだ夢みたいですね。


昨年の覇者宇川徹が優勝トロフィーを返還。仮面ライダーパレードなど、華やかなセレモニー開催
 スタート前に華やかなセレモニーが行われた。 キャンペーンギャル達がコース上に整列し、観客席に笑顔の挨拶。 その後海外選手が国の旗を持って登場。 予選7位に食い込んだヴァンサン・フィリップ(フランス=カストロール−The0123−SUZUKI Team)が選手を代表して挨拶。 「ここに集まった外国人ライダーがすばらしいレースをしてくれることを願っています」とフィリップ。

 また日本人ライダーを代表して昨年の優勝者、宇川徹が優勝トロフィーを、コカ・コーラセントラル ジャパン株式会社取締役 常務執行役員営業本部長、岡田吉弘氏に返還。 岡田氏の挨拶の後、歴代仮面ライダーと仮面ライダーグッズに身を包んだキッズライダーたちが登場。 そして、SRS−J(鈴鹿サーキットレーシングスクール・ジュニア)の受講生たちがコースをパレードした。

 その後パレードにも参加した能楽囃子 大倉流太鼓(のうがくばやし おおくらりゅうおおつづみ)の大倉正之助氏による鼓の独奏がポールポジション前のコース上で行われ、スタンドのファンはその響きに聴き入っていた。



大倉流大鼓と超絶技巧ピアノのコラボレーションがファンを魅了。親子バイク教室、ライブショーも開催。MOTO MAX大盛況
 朝から続々と観客が詰め掛ける中、MOTO MAXも多くのファンでいっぱいとなった。 今季スーパーバイク世界選手権に参戦している、ノリックこと阿部典史の親子バイク教室も開催され、多くの親子連れで大盛況。 “コカコーラ”マルチステーションでは、人気アニメ「ねぎま」の声優たちによるライブショーが開催され、その後能楽囃子大倉流大鼓 大倉正之助氏と新進気鋭のピアニスト沼光絵理佳氏によるスペシャルセッションも開催された。 室町時代から続く鼓の響きと、超絶技巧のピアノの音色が織り成す魅惑の世界に多くのファンが魅了されていた。